もの忘れ外来
自分らしく生きるために
「加齢によるもの忘れ」と「認知症によるもの忘れ」は違います。認知症であれば、徐々に物忘れは進行して、生活に深刻な影響を与えます。残念ながら、認知症に対する根治治療は現在のところありません。しかし、認知症になったら終わりではなく、症状の進行を遅らせながら適切な支援を行うことでその人らしく生きていくことは可能です。当院では認知症専門医が診療にあたり、認知症の方もそのご家族も安心して過ごせるような支援を目指します。認知症を早期に発見し、段階に応じた支援を行い、将来のことについて相談していくことが大切です。中には背景に脳の病気や身体の病気が隠れており、治療可能な場合もありますので鑑別診断も行っております。
対象
もの忘れが気になる、これまでできていたことがスムーズにできなくなった、などの認知症が疑われる方、またその心配のある方。
症状の例
- 同じことを何回も言ったり、聞いたりする。
- 通帳、財布など大事なものをなくす。
- 朝ごはんに食べたものを覚えていない。
- 家事などの段取りが悪くなった。料理ができなくなった。
- 服装がだらしなくなった。着替えをするのに時間がかかるようになった。
- 道に迷うようになった。
- 怒りっぽくなった。
- 趣味など、余暇を楽しむことが減った。
など
もの忘れ外来について
正確な診断と治療を行うために物忘れ外来では診察以外に必要な検査を受けていただく必要があります。そのため診断までに一定期間(1~2か月)必要となりますので、ご心配の方はお早めに受診してください。
初診
初回の診察では専門医による詳しい問診や認知機能検査を行い、状態に合わせた対応を検討させていただきます。少しでも気になることがあれば気軽にご相談ください。
来院していただいた際に詳しい認知機能検査とMRI検査の予約をお取りします。
(認知機能検査とMRI検査は診察日とは別になります)
↓
認知機能検査
当院で詳細な認知機能の検査を受けていただきます。
(所要時間:1時間程度)
↓
MRI検査
当院近くの協力病院でのMRI検査を受けていただきます。
↓
診察(診断・検査結果)
専門医による検査結果の説明と診断、これからのことについてご説明します。
担当医
深田 亮介 医師
診察日
水曜午後(予約制)
検査について
MRI検査
磁力と電波を使用し、脳の断面図を撮影することができます。脳の萎縮や出血、梗塞などの変化や脳の血管に狭窄や閉塞がないかを調べます。
実施場所:高石藤井病院(当院から徒歩15分)
認知機能検査
いくつかの検査を対面式で実施し、記憶や注意などの認知機能の程度を調べます。
主な検査:FAB、COGNISTAT、リバーミード行動記憶検査、WAIS4等
実施場所:当院心理室(第10診察室)
もの忘れ外来を受診希望の方は
072-261-2664
までお電話ください(要予約)
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